医師 井上 真一(いのうえ しんいち)

あんしんクリニック 医師 井上 真一

こんにちは。あんしんクリニックでは主に脊椎疾患(首、腰)を担当しています井上です。

平成17年から脊椎外科を志し、平成19年からは兵庫医科大学脊椎外科班に在籍し、腰椎疾患(椎間板ヘルニア, 腰部脊柱管狭窄症等)、頚椎疾患(頚椎症性脊髄症, 頚椎後縦靭帯骨化症等)、胸椎疾患(後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症等)、脊柱変形(特発性側弯症, 成人後側弯症等)、脊髄腫瘍、炎症性脊椎疾患など様々な脊椎脊髄疾患の手術を経験してきました。近年では患者さんの身体的負担を少なくし、早期離床、早期リハビリ、早期社会復帰をしてもらうために、安全かつ効果的な脊椎の最小侵襲手術(MIS)を行っております。

多くの脊椎疾患は直ぐに手術となることは少なく、まずは保存療法を提案いたします。最初に問診と徒手検査により患者様の身体状況を十分に把握し、必要に応じてMRIなどの画像診断を行った上で正確な診断を行います。そして、その診断に基づいて運動療法を主体としたリハビリテーションや、必要に応じて薬物療法やブロック療法などの保存療法を提案いたします。積極的に保存療法を受けて頂いたにも関わらず、疼痛などの症状により日常生活の障害が持続している場合には手術療法を提案させていただく可能性があります。

骨粗鬆症の治療と予防には積極的に取り組んでおります。骨粗鬆症は単に骨が弱くなり骨折しやすくなるだけの病気ではありません。骨粗鬆症による脆弱性骨折は寝たきりの原因となり、健康寿命を短くするため高血圧や高脂血症と同様に生命予後を脅かす病気です。日本での骨粗鬆症有病者数は1280万人とのことですが、今後高齢化が進むためさらに罹患患者は増加すると考えます。一番多い骨粗鬆症による脆弱性骨折は、脊椎の圧迫骨折です。圧迫骨折による背骨の痛みや変形は日常生活の著しい障害を来たす可能性があります。特に圧迫骨折による脊柱変形(後弯、前傾姿勢など)は一度起こってしまうと骨折前に戻すことはできませんので、骨粗鬆症の治療による骨折予防が非常に重要となります。また保存的治療でも改善しない疼痛を伴う脊椎圧迫骨折に対しても、条件により経皮的椎体形成術(BKP)という最小侵襲手術(MIS)が適応となることもあります。

脊椎疾患でお悩みの方、骨粗鬆症が気になる方は、お気軽にご相談ください。

経歴

平成13年
兵庫医科大学卒業
平成13年
兵庫医科大学整形外科入局
平成15年
市立小野市民病院
平成16年
兵庫医科大学病院救命救急センター
平成17年
独立行政法人国立病院機構神戸医療センター
平成19年
兵庫医科大学整形外科(病院助手)
平成23年
兵庫医科大学整形外科(助教)
平成24-25年
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF) 留学
平成28年
兵庫医科大学ささやま医療センター(講師)
平成29年
あんしんクリニック勤務

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊髄脊椎病医
  • 日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
  • 日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
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